MCQ in Osaka ~パッと光って散った赤単~

こんにちは!卯月です。
今日は、先週末5/19大阪で行われたMCQで私、卯月と村山が少し構成は異なりますが、同じ赤単というデッキでなかなかの成績を出せたのでそのレポートをしていこうと思います。
MCQシーズンもまだまだ残っているということで皆さんのこれからのスタンダード構築の参考になれば幸いです。

両者のデッキリスト

使用者 卯月

20 《山》
土地 20
4 《狂信的扇動者》
4 《ギトゥの溶岩走り》
4 《遁走する蒸気族》
4 《ヴィーアシーノの紅蓮術師》
4 《ゴブリンの鎖回し》
クリーチャー 20
4 《ショック》
4 《稲妻の一撃》
4 《魔術師の稲妻》
4 《舞台照らし》
3 《実験の狂乱》
1 《炎の職工、チャンドラ》
呪文 20
4 《溶岩コイル》
2 《宝物の地図》
2 《無頼な扇動者、ティボルト》
4 《軍勢の戦親分》
3 《再燃するフェニックス》
サイドボード 15

使用者 村山

18 《山》
土地 18
4 《狂信的扇動者》
4 《ギトゥの溶岩走り》
4 《遁走する蒸気族》
4 《ヴィーアシーノの紅蓮術師》
4 《ゴブリンの鎖回し》
クリーチャー 20
4 《ショック》
4 《稲妻の一撃》
4 《魔術師の稲妻》
2 《危険因子》
4 《批判家刺殺》
4 《舞台照らし》
呪文 22
4 《溶岩コイル》
4 《軍勢の戦親分》
2 《無頼な扇動者、ティボルト》
3 《実験の狂乱》
2 《炎の職工、チャンドラ》
サイドボード 15


私のリストは極一般的なものでサイドボードに《宝物の地図》が入っている点が少し珍しい程度のものです。因みに《宝物の地図》は《凶兆艦隊の向こう見ず》を持っておらず、前日の夜困っていたところ枕元に落ちていたのでデッキケースに入れて寝たらそれがサイドになっただけなので強くないです。
対して村山のリストは土地の枚数を18枚に絞りメインに4マナ域のカードを採用しない、従来のリストよりも多くの本体火力を採用した攻撃的なリストとなってます。

リストの経緯


新環境スタンにあまり自信がなかった我々はぼんやりと赤単が良さそうと考え、ネット上で良いリスト探しをいていたところ、下記のような海外のMCQで優勝した少し変わったリストが見つかりました。

Lands (18)

  • 18x Mountain

Creatures (20)

  • 4x Fanatical Firebrand
  • 4x Ghitu Lavarunner
  • 4x Runaway Steam-Kin
  • 4x Viashino Pyromancer
  • 4x Goblin Chainwhirler

Spells (22)

  • 4x Shock
  • 4x Lightning Strike
  • 4x Wizard’s Lightning
  • 2x Risk Factor
  • 4x Skewer the Critics
  • 4x Light Up the Stage

Sideboard (15)

  • 4x Legion Warboss
  • 2x Rekindling Phoenix
  • 4x Lava Coil
  • 3x Experimental Frenzy
  • 2x Tibalt, Rakish Instigator


この今までにない攻撃的なリストに2人とも好印象だったため少しだけ回してみたところ村山は前日のMCQで5‐3、私はショーダウンやアリーナで勝率5割強と悪くもないが良くもないものでした。
結果、私はこのリストに限界を感じ一般的なリストに乗り換えたのですが、村山はMCQにて8割近くのメイン勝率だったことに可能性を感じ、このデッキリストを持って行くことにしました(《再燃するフェニックス》は未所持なため《炎の職工、チャンドラ》に変更)。
このように調整期間や内容も不十分なものだったので勝てる根拠はなかったのですが、「まぁ何とかなるやろ」という場当たり的な心持ちで当日を迎えることに。

大会結果

卯月

5/19
R1 WUGミッドレンジ〇〇
R2 URフェニックス〇〇
R3 WtUアグロ×〇〇
R4 mono_Red×〇〇
R5 WURフレンズ×〇×
R6 WtUアグロ〇×〇
R7 WUGミッドレンジ〇×〇
R8 WUBミッドレンジ×〇〇
7-1でスイス6位抜け
SE1 RGミッドレンジ××

村山

5/18
R1 RGミッド ○○
R2 UGネクサス ○○
R3 UBRプレインズウォーカーコン ○○
R4 UBコン ○XX
R5 UBGミッド ○XX
R6 WUGミッド ○○
R7 mono_Red X○○
R8 WUBミッド XX
の5 – 3

5/19
R1 WUBGフレンズリアニ ○X○
R2 WUGネクサス ○○
R3 WUBミッド ○○
R4 WUBコン ○X○
R5 WUGミッド ○○
R6 RGミッド ○○
R7 mono_Red ○○
R8 ID
の7 – 0 – 1で2位抜け
SE1 RGミッド XX
の1没


なんと村山はスイスラウンド7‐0後IDで2位抜け!私もR5で負けてしまったもののその後何とか耐え、6位抜けと2人ともTOP8に残ることができました。
シングルエリミネーションでは2人ともグルールにやられ1没と残念な結果でしたが十分「まぁ何とかなった」結果です。
当日のメタゲームブレイクダウン( http://www.cardbox.sc/news/?id=3015 )を見る限り、最多勢力こそ赤単であるものの様々なデッキがひしめき合っていたといえるでしょう。
しかし、上位陣ではTOP8に赤単3青単1と単色デッキが勝ち組といえる結果でした。
一方で、国内のMCQでは今回を含めすべての大会で3色のミッドレンジデッキが権利を獲得しています。
多色デッキ対単色デッキの様相を呈している現スタンダード環境が今後どう定義されていくのか非常に楽しみですね。

感想

卯月

6-1後のIDも許されない7-1縛りでなおかつ優勝以外の特典がほぼなし(TOP81没のプライズはなんと10パック!)、セミプロの遠征勢も数多く見られましたが誰1人エイトにすら残れないと、MCQの厳しさを実感しました。
また、今回は一般的な赤単を使用しましたが、やはり村山が使用した攻撃的な赤単のメインの勝率は目を見張るものがあります。個人的には既存の赤単のメイン4マナ域の必要性には疑問を抱いているので、今後はこの攻撃的赤単の調整をしていこうと考えています。
思い返すとスタンの大きな大会ではいつも赤単を使い、いつも勝たせてもらっています。本来はあまり好きなデッキではないのですが、実は向いているのかもしれませんね。


村山

《ゴブリンの鎖回し》や《遁走する蒸気族》、《舞台照らし》なんて今回初めて使ったのですが、すごい強いカードでした。赤単の経験がない分難しかったですが、デッキが良く応えてくれましたね。そんなデッキに僕が応えてあげられなくて残念でした。プロツアー行きたかったな。

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