こっそりひっそりヒストリック|1|「ルールスバーン」

執筆者の紹介
村山:ヒストリックアンソロジー3の発表とともに、ヒストリックのランク戦の実装が決定したのでいそいそとヒストリックを始めたプレイヤー。

過去記事
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『イコリア:巨獣の棲処』プレミアドラフトをやるなら
『イコリア:巨獣の棲処』談議

0.はじめに

 ヒストリックを皆さんご存じですか? ヒストリックとは、MTGアリーナ内のフォーマットで、MTGアリーナに実装されたカードすべてが使えるフォーマットです。執筆日(2020年5月19日)現在は、『イクサラン』以降のエキスパンションおよび『ヒストリックアンソロジー1』『同2』が使えます。この『ヒストリックアンソロジー』シリーズはスタンダードを介さずにヒストリックにカードを供給する特殊セットで、来たる5月21日のアップデートで『同3』が実装されます。公式のカードリストはこちら

 このように今後普及するであろうフォーマットをちょっとずつやってみようというのが本稿の内容です。週一ペースでデッキを作っては回そうかと。

1.デッキ作成

 執筆現在はまだ『ヒストリックアンソロジー3』は実装されていないので、その環境下で作ります。ホットな話題として《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den》がレガシーおよびヴィンテージで禁止されたのを受けて、このカードでデッキを作ろうかと思います。

《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den》

 そうしてできたのがこちら。

 ヒストリックならではの点としましては、主に2つ。2色土地としてチェックランドが採用できる点、あとは《稲妻の一撃/Lightning Strike》が存在する点です。

 ヒストリックで赤単を組もうと思うと《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》が軸になりそうですが、《夢の巣のルールス》の制限で採用できません。しかしその能力を生かすためにアドバンテージを稼ぐパーマネントとして《ケルドの炎/The Flame of Keld》を採用しました。

《ケルドの炎/The Flame of Keld》

 サイドボードはメタがわからなかったので適当です。とりあえず「青白コントロール」「青緑ネクサス」「赤緑アグロ」を意識しましてカードを入れました。

2.実践

 早速「マッチ戦:ヒストリック」に潜ってみましょう。ここは、5勝か2敗で終了する常設イベントです。

 結果は以下の通りです。
 ラウンド数:対戦相手(自分のメインの先攻後攻) 〇×

・1回目
 1R:赤緑アグロ  (先攻) 〇〇
 2R:5色死者の原野(先攻) 〇×〇
 3R:青単テンポ  (先攻) 〇〇
 4R:青緑ネクサス (後攻) 〇×〇
 5R:赤緑恐竜   (先攻) 〇××
 6R:赤白ウィノータ(先攻) 〇××

・2回目
 1R:白黒緑ルールス
     サクリファイス(後攻) ××
 2R:青白コントロール(先攻) 〇〇
 3R:青緑ネクサス  (後攻) ×〇×

 結果は以上です。計9戦で5勝4敗。微妙ですね。デッキ自体の感触はすこぶるよかったです。メインの勝率はよかったので、サイドをもう少し検討する必要がありそうですね。ちなみに《ケルドの炎》は思っていた以上にナイスカードでした。3章が解決後に《夢の巣のルールス》が戦場にいると《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》を使い回して本体を詰められるので原野デッキで盤面膠着しても勝てました。

《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》

 相棒の条件で《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》が採用できません。その代わりに《ケルドの炎》を採用しましたわけですが、十分活躍したと思います。
 デッキは楽しくかつなかなか強いデッキでした。《夢の巣のルールス》はヒストリックでもかなり活躍しそうです。

3.おわりに

 今回は相棒デッキは1回しか当たらなかったのですが、今後は増えてくるんでしょうかね。今後は今回のようにだいたい1デッキ10戦程度回そうかと思います。次回は『ヒストリックアンソロジー3』のカードを使ってデッキ組めたら、と。ではでは。

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