こっそりひっそりヒストリック|3|「ヨーリオン探検」

執筆者の紹介
村山:スタンダードのデッキを作るよりヒストリックのデッキを作るほうが楽しくなってきたプレイヤー。

過去記事
こそひそヒス|2|「青緑マーフォーク」
こそひそヒス|1|「ルールスバーン」
相棒はハットトリックなのか
10分でわかる! 旧枠モダン 他

0.はじめに

 6/1にスタンダード及びヒストリックで禁止改定が予定されています。その日は相棒メカニズムについても言及されるようです。そんな現行ルール・カードリスト最後のヒストリックをしようかと。

1.デッキ作成

 今回は相棒を現行ルールで使える最後のヒストリックなので、相棒をなにか設定したいところ。以前、《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den》を使用したので、今回は別の強力な相棒、《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》にしようかと思います。

《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》

 このカードを相棒に据えるならcip能力が優秀なカードをそろえたいところ。スタンダードと差別化を図るために、今回は『イクサラン』ブロックで登場した「探検」に着目しました。こうしてできたのはこちら。

 「探検」は墓地肥やしも可能なので、「脱出」と合わせてみました。サイドボードはヨーリオンミラー等のロングゲームを見据えて《最古再誕/The Eldest Reborn》を採用しました。また、《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces》対策に《害悪な掌握/Noxious Grasp》と《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》を採用しました。《探索する獣/Questing Beast》は青緑ネクサス対策です。

 だんだんメタゲームらしきものを把握してきたのでサイドもちょっとは考えているような、そんな気がします。

2.実践

 いつもの。

結果は以下の通りです。
 ラウンド数:対戦相手(自分のメインの先攻後攻) 〇×

・1回目
 1R:赤単アグロ  (先攻) ×〇×
 2R:白黒シスターズ(先攻) 〇×〇
 3R:青白コン   (先攻) 〇〇
   (相棒:ヨーリオン)
 4R:エスパーコン (後攻) ×〇〇
   (相棒:ヨーリオン)
 5R:ジャンドサクリ(先攻) ××
   (相棒:ルールス)

・2回目
 1R:黒単アグロ  (後攻) 〇×〇 
   (相棒:オボシュ)
 2R:エスパーコン (後攻) 〇〇
   (相棒:ヨーリオン)
 3R:青赤ウィザード(後攻) ×〇〇
   (相棒:オボシュ)
 4R:ジャンドサクリ(先攻) 〇〇
   (相棒:ルールス)
 5R:青赤ドレイク (先攻) 〇〇

 結果は以上です。計10戦で8勝2敗。2回目は本稿初の5-0でした。特筆すべき点はヨーリオンミラーのロングゲームには3戦とサンプル数は少ないながら3戦3勝というところです。どのマッチでも《最古再誕/The Eldest Reborn》は期待以上の働きをしてくれました。

《最古再誕/The Eldest Reborn》

 アグロには対策カードを特にサイドには取っていませんでした。《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》も《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》もメインにいるからです。ただ、ライフを押されると《ボーラスの城塞/Bolas’s Citadel》が機能しなくなるのでそことの入れ替えで何かサイドにとってもいいかもしれません。《虐殺少女/Massacre Girl》とかが使いまわせる全体除去でよいのでしょうか。

《虐殺少女/Massacre Girl》

 ヨーリオンデッキが好きな方は試してみては。ただ、禁止改定次第ですが。

3.さいごに

 次回こそは『ヒストリックアンソロジー3』のカードを使ってデッキ組めたら、と。ではでは。

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