執筆者の紹介
村山:気が付いたらもう『基本セット2021』の発売間近でイコリアを楽しみ切れていないことに焦るプレイヤー。
過去記事
こそひそヒス|3|「ヨーリオン探検」
こそひそヒス|2|「青緑マーフォーク」
こそひそヒス|1|「ルールスバーン」
10分でわかる! 旧枠モダン 他
0.はじめに
6/1の禁止改定によってヒストリックは《裏切りの工作員/Agent of Treachery》及び《創案の火/Fires of Invention》の使用停止が決まりました。また、相棒メカニズムのルール改定によって相棒はそのままキャストするのではなく、一度不特定3マナを払って手札に加え、その後キャストするようになりました。
これら各種変更により、ヒストリックの受ける影響は概ね以下の通りです。
・ルールスデッキの調整
→アグロで採用していた場合は3マナ以上の検討、《死の国からの脱出/Underworld Breach》コンボで採用していた場合はデッキそのものの調整が要求される。
・ジェスカイルーカの調整
→《裏切りの工作員》の使用停止により、代わりのフィニッシャーを探す必要がある。代替案は《夢さらい/Dream Trawler》でしょうか。また、相棒《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》のルール改定、《創案の火》の使用停止により、テンポ面で大きく弱体化したため、改善が求められる。
・ナヤウィノータの調整
→相棒として《集めるもの、ウモーリ/Umori, the Collector》を採用する必要が基本的になくなったため、スペルの採用を検討し得る。
また、これら各種変更による影響が比較的少ない「青緑ネクサス」はそのままの形を維持できるでしょう。各種変更によりメタゲームがどのように変化してくるかは後々わかると思うので、デッキを作りますか。
1.デッキ作成
今回はパイオニアの禁止カードである《豊穣の力線/Leyline of Abundance》を使おうと思います。
禁止カードを使ったら強いはず、と思いできたのがこちら。
メインはマナクリーチャーを12枚採用して《豊穣の力線》を駆使して《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》《ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》につなげる構築です。唯一の信心要素は《鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed》です。サイドボードはそれっぽいカードを入れたつもりです。緑単なのであまり種類が取れませんでした。
2.実践
いつもの
結果は以下の通りです。
ラウンド数:対戦相手(自分のメインの先攻後攻) 〇×
・1回目
1R:ポパイストンピィ(後攻)〇〇
2R:青単テンポ (先攻)×〇〇
3R:黒単信心 (先攻)××
4R:黒単信心 (後攻)〇〇
5R:バントネクサス (先攻)×〇×
・2回目
1R:エスパーコン (後攻)〇〇
(相棒:ヨーリオン)
2R:赤単アグロ (後攻)×〇×
3R:黒緑ミッドレンジ(後攻)×〇〇
4R:5色原野 (先攻)〇〇
(相棒:ヨーリオン)
5R:5色原野 (後攻)〇〇
(相棒:ヨーリオン)
6R:5色原野 (先攻)×〇×
結果は以上です。計11戦で7勝4敗。微妙ですね。ぶん回ると2ターン目に《世界を揺るがす者、ニッサ》のようにとんでもない盤面になる一方で、コンボには一回全体除去されると指くわえて見ていることしかできませんでした。それは《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》でも同様でした。何か良さそうなサイドカードがあれば嬉しいです。
3.さいごに
次回こそは『ヒストリックアンソロジー3』のカードを使ってデッキ組めたら、と。ではでは。
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