チーム構築戦レポート KMCレガシー編

初めまして!京大MTGサークルの卯月です。

今回は晴れる屋大阪店で行われたチームモダンとKMC主催のチームレガシーで我らがサークルメンバー(しかも全員違うメンバーです!)が良い成績を残せたということでそれぞれの結果を簡単にレポートしていこうというものです。
当記事はチームレガシーのレポートになります。

参加チーム37チーム(111人!)のスイス六回戦というルール適応度一般とは思えない大規模な大会になりましたが、結果はチーム5 – 1でオポネントに助けられ2位でした。

デッキリスト

Player Name:Uzuki Yushi
Deck Name:
Deck Designer:

Main
4 《グリセルブランド/Griselbrand》
4 《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1 《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
1 《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
4 《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4 《思考囲い/Thoughtseize》
4 《納墓/Entomb》
4 《再活性/Reanimate》
4 《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4 《動く死体/Animate Dead》
4 《死体発掘/Exhume》
4 《暴露/Unmask》
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1 《金属モックス/Chrome Mox》
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 《Badlands》
1 《Scrubland》
2 《沼/Swamp》

Side
4 《摩耗+損耗/Wear+Tear》
3 《要塞の計略/Stronghold Gambit》
2 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1 《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
1 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1 《山/Mountain》
1 《墓所のタイタン/Grave Titan》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1 《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》

2
Player Name:Murayama Yuya
Deck Name:
Deck Designer:

Main
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4 《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4 《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4 《発展の代価/Price of Progress》
4 《批判家刺殺/Skewer the Critics》
4 《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4 《火炎破/Fireblast》
1 《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
5 《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
10 《山/Mountain》

Side
4 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
4 《粉々/Smash to Smithereens》
3 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
2 《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1 《破壊放題/Shattering Spree》
1 《極上の炎技/Exquisite Firecraft》

3
Player Name:Takase Ryo
Deck Name:mw Delver
Deck Designer:@mw_94gA

Main
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
4 《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
2 《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《渦まく知識/Brainstorm》
4 《思案/Ponder》
4 《狼狽の嵐/Flusterstorm》
4 《目くらまし/Daze》
4 《意思の力/Force of Will》
1 《議会の採決/Council’s Judgment》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《乾燥台地/Arid Mesa》
3 《Tundra》
3 《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

Side
2 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
2 《解呪/Disenchant》
2 《大変動/Cataclysm》
1 《カラカス/Karakas》
1 《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《流刑への道/Path to Exile》
1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》

以下、デッキ選択理由を含めた個々人の感想です。

使用者 卯月
デッキ BR Reanimator

デッキ選択については普段から愛用しているものを使わせてもらいました。
リストの変更点としては通常の大会に比べ青いデッキが減り、無色や単色のデッキが増えることが分かっていたので、サイドボードのハンデスの枚数を減らし、置物での墓地対策の対策を増やした程度で大きな変更はありません。

当日の当たりとしては
R1 UR Delver ××
R2 Burn 〇〇
R3 Mono-Red Breach 〇〇
R4 MUD 〇×〇
R5 Miracles ×〇〇
R6 Sneak and Show 〇×〇
と概ね想定通りの当たりが多く5 – 1という結果を出すことができました。

BR Reanimator自体の解説やリストの工夫についてはここでは到底書ききれないものがあるので要望や書くタイミングがあれば是非書きたいと思います。

関西のレガシーはKMCの存在もあり非常にレベルが高く、近年KMCプレイヤーがレガシー以外でのフォーマットでも結果 (MF横浜top8など) を出し始めていています。
皆さんもレガシーを初めてKMCに出て、MTG上手くなりましょう!

使用者 村山
デッキ バーン

普段はスタンダードやモダンを嗜んでいるものです。
そのため、デッキ選択にはチーム内で一番難航しました。
モダンでは親和をメインデッキにしているため、レガシー版の親和、つまり、ファクトランドを搭載したものや、《実験の狂乱》を採用したものを検討しました。
他の2人のデッキにはパーツが被らないのは良かったのですが、レガシー初心者が短時間で調整していくにはデッキパワー、熟練度、ともに厳しいものがあり、断念しました。

そこで持ち込んだのが、75枚まるまる人から借りたバーンをちょっと手直ししたものです。
手直し、と言っても《批判家刺殺》を4枚採用し、サイドにはファクト破壊をちょっと多めに積んだ、くらいですが。
それでKMC前日のFNM(レガシー)にて3―0したのでリストを含めてこのデッキに決めました。

当日の当たりは
R1 Maverick ×○×
R2 Show and Tell 〇〇
R3 Golgari Depths  〇×〇
R4 Esper Control 〇〇
R5 Golgari Depths ××
R6 Eldrazi Post 〇〇
といった感じで、4 – 2でした。
コンボデッキには想定していた以上に当たりましたが、何とか差し切れました。
モダン民からすると、このデッキの初手はいっつも強いですね。
おおむね使い切ったら20点焼き切れるような手札が来るんですから驚きです。
1マナの《稲妻》が亜種含め20枚も入っているのだから、ね。

個人戦も勝ったら嬉しいけど、チーム戦なら勝った喜びはその3倍。そんな感じで楽しかったです。

使用者 高瀬
デッキ 青白石鍛冶デルバー

「青いデッキしか握れないよ」と言ったらチーム使用カードリストの青も白もスカスカになったので、使い慣れている青白石鍛冶デルバーを持ち込みました。
どんな相手に対しても5分付近で有利不利で戦えるデッキだと考えているため、デッキリストの変更は特に行っていません。
リスト考察などはデザイナー様の記事で十分になされていると思います。
最新記事のリンクを記載しておきます。
ニヴメイガス考察その7 Ver. 4以降の戦績と感想、サイドプラン等

当日の当たりは
R1 Salvager Combo 〇〇
R2 Mono-Black Reanimator ××
R3 Miracle ××
R4 Goblins 〇〇
R5 RB Reanimator ×〇〇
R6 Jund ××
個人成績 3-3。単純に悔しい。
R5 以外は座っていてもいなくてもチームの戦績が変わらないという形。
チーム 5-1 の唯一の負けは R1 なので、よく考えればチームの邪魔だけはしていない形らしいですけれども、悔しい。

主な反省は以下

・《大変動/Cataclysm》をもっと上手く使えれば勝てたかもしれないゲームが 2 つある。
どちらもハンドで耐えられる限界が来ての使用であるが、結果として我慢が足りなかったという結論であった。
序盤から中盤の PW の捌き方はもう少し考えるべきかもしれない。
この問題は灯争対戦のリリース後により顕著になったのかな? (あまり回せていないので自信は無いですが)
そうでなくとも、PW に対しての弱さは前々から思っていたことではあるので、このリストの中で一番考えて行きたい部分である。
具体的には《狼狽の嵐/Flusterstorm》を数枚《呪文貫き/Spell Pierce》に変更するのが一番簡単な方法かと考えている。
特に今回に関してはコラガンの命令の使用枚数が落ちる事等を予想して、このチューンを施してみても良かったかもしれないという思いもある。

・Mono-Black Reanimator に関して、Lake of the Dead を使って 6 マナ出して来るパターンで 2 度負けている。
敗因は G1 は黒タイタンとソープロが引けなかった噛み合い、G2 は新ウギンの着地。
新ウギンに関しては完全な勉強不足。
もう少しマリガン基準からもキルターンを縮める努力をしてもよかったか。

・そういえば対 Jund ってどうやって勝つの? もうちょっと勉強します。

とにかくチーム 5-1 の中での個人 3-3 が悔しい結果。もう少し真剣にレガシーに取り組みたいところ。

反省を抜きにすれば、チーム戦は非常に楽しかったという感想に尽きる。
R5 の 2 ゲーム目先手ダブマリ、チームメイトに土地がない初手を見せたら、卯月君が「これをキープしなくて何をキープするんだよ」とキープ指示。
「(私もどちらかといえばキープだと思うが)よし、負けたら半分お前のせいだ」という会話も。
こういう会話も楽しめるのはチーム戦ならではだと思います。

そういえば私がレガシーを初めたきっかけもチーム戦。
村山君も今回のチーム戦でレガシーデビュー。
皆様もチーム戦で、慣れないフォーマットにチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
レガシーはいいぞ。

まとめ

京大 MTG は京都の大学生のチームメイトやサークル員を募集中です。
いつでも参加をお待ちしていますので、興味のある方は Twitter: @ku_mtg_2015 までご連絡ください!

また、別の 3 人がモダンのチーム戦で優勝の結果を残してきてくれているので、そちらの記事もアップロードする予定です。
そちらもよろしくおねがいします。

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